こんな本を昨日読みました。夜、子供と国道沿いのマクドナルドに行って、遊戯施設(室内ジャングルジムのようなもの)で遊ばせている間、一気読み。気付くと入店後2時間半も経ってた。(笑)
子供は知らない子と友達になって楽しかったようで、まだ遊んでいたいようでしたが、さすがに人もまばらになってきて、寂しい感じのマクドナルド夜9時。
それはどうでもいいとして、この天外さんという著者、一度読むとハマりますね。
CDやAIBOの開発責任者として、世界的に名の知られる研究者でありながら、一般的には非科学的と思われている生と死の世界を解き明かそうとしている、そんな著書が多数あります。
少し前に、「宇宙の根っこにつながる生き方」という本を読んで、度肝を抜かれました。自分の考える生死感に、かなり近かったのがうれしかったのと、それを高度に解説してくれていたので、頭の整理が進んだ記憶があります。
乱暴にひとことで言ってしまうと、「人間、体は別々だが、意識は空間・時間を越えてつながっている。」というもの。かなり深いが、単純明快に世界観を考える助けにもなる概念でした。
今回読んだこの本では、「フロー状態」と「運命」との関係を説いています。
フロー状態とは、例えば著者が「燃える集団」と呼んでいる、あるモードに入ったチーム、すなわちCDやAIBOの開発段階における、信じられないほどのパワーと閃きと幸運を持ち合わせた状態のこと。(もちろん個人でもあり得ます)
エゴを超越したところで起きるその現象がなぜか常にラッキーを連れてくるのだが、実は創立当時のソニーは、全社員が「燃える集団」であり、幸運の女神とともに事業に邁進したことなどが書かれています。
世界的な大企業の、その第一歩、会社登記の一番最初の一行が印象的です。
1946年、焼け野原で創業者の井深大が理想に燃えて書いたその一文を引用します。
会社創立ノ目的:
一、真面目ナル技術者ノ技能ヲ最高度ニ発揮セシムベキ自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設」
ちょっと泣けてきますね。「技術者がのびのびと研究に没頭できる職場作り」が第一なんです。そこから始まったソニーですが、天外さんは「いまでは普通の大企業になってしまった」と嘆きます。確かに、どう考えても今のソニーは「金儲け」に必死です。
大所帯ですから仕方ありませんが、そういう意味では、ゲーム業界で任天堂にやられているのは、そういう一面で差が出ているのかもしれません。
しばらく天外作品の読書が続きそうです。












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