クリスマスに、いい話。(その3、ヘレン・ケラーの奇跡を生んだ、奇跡の始まり。)

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てんつくマンさんという方の、メルマガに載っていたお話。
わたくしの元には、あるメーリングリストでやってきました。


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「1本のホウキが生んだ、世界の奇跡」

ヘレン・ケラー。何も見えず、何も聞こえず、何も話せない。完全な闇・・・
三重苦というとびきりの障害をもちながら、アニー・サリバンという最高の教師の力を得て成長し、 世界中の福祉に貢献した誰もが知る偉人です。

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(ヘレン・ケラー 写真:ウィキペディアより)

彼女の力が、どれほど世界中に影響をおよぼしたか、どれほど多くの人々を救ったか。
それは今さら語るまでもないでしょう。

「なぁーんだ、よくある偉人のおはなし?」

いえいえ。これは、ニューイングランドにある精神病院で働く、名も知れぬ、普通のお掃除のおばさんのお話です。


彼女のはたらく病院の地下室には、「緊張型精神分裂病」と診断された10歳の女の子の患者がいました。
何に対しても反応を示さず、ただ暗い地下室のベッドにうずくまっているだけ。少女はもう回復の見込みはないと、考えられていました。
世界から見放され、一言も話す事なく、胎児のように丸まったまま、決して動こうとはしなかったのです。
以前は可愛らしい少女だったのですが、いまや日々、やせ衰えていくばかり。


彼女は、そんな少女の個室のまわりを、毎日掃除をしにやってきました。
そして、ドアの隙間から食事をホウキの柄で中に押し込みます。
彼女にも同じくらいの歳の娘がいたせいか、少女を不憫に想いますが、そこはただの掃除婦、何もしてあげる事はできません。
そこで彼女は、せめてそこを去る前に、うずくまる少女の肩をホウキの先でそっとつつくことにしました。

「ねぇ、あなたは一人ではないんだよ。少なくとも、ここにあなたを気にかけてい人間がいるんだよ」

という思いを伝えたかったのです。

彼女には、この程度のことしかできませんでした。
ほんの小さな愛の実践です。
ホウキの先ほどの・・・

その程度しかできないけれど、ただただ、伝えたかったのです。
だから、来る日も来る日も、彼女はホウキの先で、その少女を優しくつつき続けました。


・・・そして何週間か経ったある日の事、小さな変化が起こりました。
ただ死を待つばかりだった少女が、なんと、自分の手で食事を受け取るようになったのです。
さらに時が経つにつれ、少女はイスに座る事もできるようになり、掃除婦のおばさんと話をすることまでできるようになったのです。

こんな事ってありえるのでしょうか?
偉いお医者さんたちも、完全にお手上げだったのに!
こうして少女は、やがて奇跡ともいえる回復を遂げたのです。


それから何年か経った、あるうららかな春の日・・・
少女のいた精神病院の院長は、アラバマ州の一人の紳士から、ある依頼を受けました。
その紳士のお子さんが、重度の障害児で、世話をしてくれる人を探しているというのです。

そしてその頃、あの奇跡的な回復をとげた少女は20歳になっていました。
院長は、自信を持ってその彼女を、紳士に紹介しました。


彼女の名は、アニー・サリバン。


そう、ヘレン・ケラーの偉業を生み出した教師です。
彼女こそ、かつて地下室でただ死を待つしかなかった、あの少女だったのです!

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(アン・サリバン 写真:ウィキペディアより)


ヘレン・ケラーの世界的偉業、それはアニー・サリバンの素晴らしいサポートが創りだしたという事は今や万人が認めるところです。
でも、ちょっと思い出してみてください。
そのアニー・サリバンを創りだしたのは、誰なのでしょう?

ヘレン・ケラーとサリバンの業績だけを見ていると、見落としてしまいがちなお話です。というか、ほとんど誰も知らないことだと思います。
しかし、そのヘレンの奇跡の「真の生みの親は」は誰だったのか?


どんな大木も、どんな大企業も、どんな大成功も、もとを辿れば、きっとすべてほんの小さな種から始まっていることを忘れたくないなと、私は思います。


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なるほど。
小さなことをコツコツと!じゃないですけれど、自分のしたほんの少しの親切や思いやりが、どこかでもしかして大輪の花を咲かせているかもしれない。
そう思うと、ワクワクしてきませんか?

焼け石に水という言葉もありますが、「こんなことしても無駄」とは思わずに、コツコツいきたいものですねー。

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